室内でも熱中症対策は必要です!高齢者には特に気をつけましょう!

毎年暑い時期になると、
気を付けなければいけないのが熱中症

あなたはちゃんと対策をしていますか?

熱中症は、暑い屋外での作業の時だけ
気をつければイイと思われがちです。

しかし実際は、室内にいる時
就寝中に症状が出ることもあります。

容態が悪化して病院に救急搬送という
ニュースもよく見ますよね。

実は、その半数近くが65歳以上
高齢者だって知ってましたか?

なので、家族に高齢者がいる家庭は
特に気をつける必要があります。

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高齢者は熱中症になりやすく、
重症化すれば最悪の事態にもなりかねません。

室内なので熱中症にはならないという
思い込みは非常に危険です。

自覚はないけれど、いつの間にか
熱中症になっていたというケースもあります。

ですので、室内だからといって
安心してはいけないんですね。

そこで今回は、高齢者の熱中症の
予防と対策についてまとめてみましたよぉ~。

是非参考にして下さいね♪

では、ちょい悪おっ3、2,1,キュ~!!

熱中症とは?

熱中症は、高温多湿の環境下で、体温調整機能が
うまく働かなくなり、体内に熱がたまった状態です。

高齢者は体温調整機能が低下しているので
若者よりも熱がたまりやすくなってます。

そのため熱中症になりやすいんですね。

症状は軽度から重度まで3段階に分かれます。

  • 軽症度~めまい・失神・筋肉痛・筋肉の硬直・大量の汗
  • 中等度~頭痛・嘔吐・倦怠感・脱力感
  • 重症度~意識障害・痙攣発作・過呼吸・手足が震える、動かない


では、症状の度合い別の対処の仕方と
熱中症の予防法を見ていきましょう。

軽症度

まず真っ先にやることは
涼しい場所への移動です。

その後安静にして、衣服をゆるめて
水分の補給をします。

その際は、真水よりも塩分や糖分を含んだ
スポーツドリンクの方がイイです。

軽度の症状でしたら、ほとんどの場合は
安静にして水分を補給すれば回復します。

ただ、自分で水分を摂取出来ない場合や
回復しない時は病院へ連れて行きましょう。

又、軽度でも持続して症状が出る場合は
病院に行って受診することをおすすめします。

中等度

こちらも軽度の症状と同じく
まず涼しい場所へ移動しましょう。

そして、体を冷却して水分塩分を補給します。

冷却する部位は、脇の下を冷やすと
効果があります。

気をつけたいのは、氷などを当てると
血管が収縮して血流が悪くなり逆効果です。

くれぐれも冷やし過ぎには気をつけましょう。

そのまま安静にして症状が回復すれば
病院に行く必要はありません。

ただ、一見回復したように見えても
そうではないこともあります。

高齢者ですから、念の為に
病院で受診することをおすすめします。

重症度

症状が重いと、まずほとんどの場合
意識がない返事がおかしい状態になります。

この場合は、涼しい場所に移動して
すぐに救急搬送の要請をして下さい。

生命の危険を伴いますので、
迅速な行動をとるようにしましょう。

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熱中症の予防法

室内での熱中症を予防するには、
以下のことに気をつけるようにします。

  • 水分をこまめに摂らせる
  • 室温を適度に下げる
  • 室温・湿度をチェックする
  • 涼しい服装をさせる
  • カーテンやすだれで日光を遮る

それぞれ詳しく見てみましょう。

水分をこまめに摂らせる

人間の体は、汗をかくことによって
体温を下げようとします。

しかし、汗をかくと体内の水分が不足して
脱水症になってしまいます。

こうなると、今度は水分不足を防ぐ為に
汗をかかなくなるんですね。

その結果、体温を下げることが出来ずに
熱中症になってしまいます。

高齢者は元々体内の水分が少ない為に
脱水症になりやすいです。

ですから、こまめに水分を摂る
必要があるんですね。

食事の合間も含めて、一日数回に分けて
1~1.5リットル摂ると良いとされています。

ただ、汗をたくさんかいた後の水分補給は
塩分も補給する必要があります。

ですので、汗をかいた時は
スポーツドリンクを飲ませるとイイでしょう。

お風呂に入る前寝る前にも
コップ一杯の水を飲ませるとだいぶ違います。

高齢者は、喉の渇きをあまり感じなくなってますので、
一緒に住んでいる方が気をつけるようにしましょう。

室温を適度に下げる

直射日光に当たっていなくても、
室温が高い状態だと熱中症になります。

ですから、エアコンを適度に使って
室温を下げるようにしましょう。

又、サーキュレーターを併用して
部屋の空気を循環させるとより効果的です。

ただ、温度を下げ過ぎると逆に体に
負担が掛かり体調を崩しやすくなります。

28度くらいを目安にして室温を調整して下さい。

室温・湿度をチェックする

高齢者は暑さの自覚が鈍くなっているので
室温が高くても気付かないことがあります。

ですので、体感に頼らず温度計で
室温を確認出来るようにしておきましょう。

又、室温が20度くらいでも、湿度が80%以上だと
熱中症になる可能性はあります。

湿度が高いと、体温を下げにくくなるので
湿度にも気を使わなくてはいけません。

エアコンの除湿機能を使って、室温は28度以下
湿度は60%以下にするようにしましょう。

涼しい服装をさせる

体温が高くならないように
木綿などの素材の服を着せるようにしましょう。

又、最近では吸汗性速乾性に優れた
素材を使った服もあります。

そういった服装にするようにして
体温を上げないように気をつけましょう。

カーテンやすだれで日光を遮る

太陽光が部屋に入ってくる部屋では、
窓にカーテンをしたりすだれを下げましょう。

そうすることによって、
室温の上昇を防ぐようにします。

風が吹くような日であれば、
エアコンを使わなくても十分な場合もあります。

電気代も上がってきていますから、
出来る工夫はした方がイイですね。

まとめ

高齢者の中には、
暑いのは夏なんだから当たり前だ!
と言ってガマンする方もいます。

確かに若い頃はそれでも
大丈夫だったかもしれません。

しかし、環境の変化で昔よりも
真夏日熱帯夜は増えてきています。

確実に以前よりも夏は
暑くなってきているんですね。

加齢によって体も変化していきますし、
無理は禁物です。

又、体調が悪い時にも症状は出やすいので、
睡眠時間食事にも気をつけましょう。

本人はまだまだ若いつもりでいるかもしれませんが、
体は年々弱くなっています。

高齢者の熱中症対策には、
一緒に住んでいる家族の協力が不可欠です。

本人だけではなく、周りの人間も
気をつけてあげるようにしましょう。

水分補給と室温・湿度調整に気をつけて
暑い夏を無事に乗り切って下さいね♪

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