怖いと恐いの違いって何?使い分けはあるの?

恐怖」という字がありますよね。

これって2つの「こわい」という
漢字が入ってます。

恐い」も「怖い」も
どちらも「こわい」と読む。

あれれ?

では「こわい夢を見た。」の場合は
どちらの「こわい」なんでしょう?

あなたは分かりますか?

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何となくですが、「恐い」の方が
「怖い」よりもこわい気がする。

漠然とそんな風に思っている人が
多いのではないでしょうか?

残念ながら2つの違いは
「こわいの度合」ではありません

実は意味はほとんど変わらないのです。

でも、2つ漢字があるのですから
何か使い分けがあるような気がしますよね?

いや、きっと何か違いがあるはずです!

そこで今回は「恐い」と「怖い」の
違いについてまとめてみましたよぉ~。

是非参考にして下さいね♪

では、ちょい悪おっ3、2,1,キュ~!!

恐いと怖いの違い

まず辞書で「こわい」を調べると
「怖い・恐い」と2つとも出てきます。

ただし「怖い」は常用の訓読みですが、
「恐い」は常用外の訓読みになります。

「恐」の常用の訓読みは
恐ろしい(おそろしい)」なんですね。

つまり、新聞で「こわい」と書く場合は
怖い」の方を使うことになります。

では、常用と常用外ということ以外に
何か違いは無いのでしょうか?

それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう♪

怖い

「こわい」の対象が主観的な恐怖の場合
「怖い」を使います。

主観的というのは、自分だけで思う
態度のことを言います。

自分はこわいと思うけれど
他者から見るとどうなのか分からない。

こういった場合は「怖い」なんですね。

ですから、最初の「こわい夢を見た。」
の「こわい」は「怖い」になります。

自分が見た夢ですから、他の人にとっては
それがこわいかどうか分からないですからね。

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恐い

先ほどの怖いと違って、
こちらは「こわい」の対象が
客観的な恐怖の場合に使います。

客観的というのは、自分以外の人の立場で
思う態度のことです。

自分以外の誰が見てもこわいと思われる。

こういった場合は「恐い」なんですね。

例えば目の前に血だらけの幽霊が立っていたら、
誰でもこわいと思います。

なのでこの場合は「恐い」を
用いるのがイイでしょう。

まとめ

「その人は怖い
「その人は恐い

自分がその人を知っていて、
殴られたことがある。

でも、見た目には普通の人で
周りの人にはこわさが分からない。

この場合は上の怖いです。

これが、その人が鬼のようなスゴイ形相で
叫びながら歩きまわってる人なら?

明らかに誰から見てもこわいですよね?

この場合は恐いになる訳です。

ただ、最初に言ったように
常用漢字では「怖い」を用います。

ですから、通常は「恐い」ではなく
「怖い」を使えば間違いありません。

まぁ、「恐い」というのも間違いではないので、
違いに気をつけて使えば問題はないですよ♪

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