7月のイベント・行事・記念日は何がある?

7月は旧暦で文月
(ふづき・ふみづき)と呼ばれます。

なぜ文月と呼ばれるのかですが、
これには7月7日の七夕が関係しています。

現在の七夕は、短冊に願い事を書いて
笹につるしますよね?

でも昔は、詩歌や文字を書いて
書道の上達を祈る行事でした。

そこで7月を「文被月
(ふみひらきづき・ふみひろげづき)
と呼んでいたのですが、それが変化して
文月になったと言われてます。

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ただ、七夕の行事は奈良時代に
中国から伝わったもの。

ですので、古来からの
日本の行事ではありません。

そこで、7月は「稲が膨らんで米を含む月」
ということで「穂含み月」或いは「含み月
と呼んでいたものが変化したという説もあります。

7月には、じめじめした梅雨が明けて、
暑さが本格的になってきます。

「いよいよ夏本番!」という感じで、
レジャーに出掛ける人も
増えていきますね。

アウトドア好きにとって7月は
「待ちに待った月」ではないでしょうか。

そんな7月ですが、どんなイベントや
行事・記念日があるのでしょう?

今回はそのあたりを
まとめてみましたよぉ~。

是非参考にして下さいね♪

では、ちょい悪おっ3、2,1,キュ~!!

7月には何がある?

7月と言うと、やはり夏っぽい
行事やイベントが多いですね。

地域にもよりますが、
多くの海水浴場では7月1日に
海開きになります。

又、子供にとっては最大の楽しみである
夏休みが始まります。

なので、大人も子供もワクワクするのが
7月ではないでしょうか。

では他には何があるのでしょう?

主なものはこんな感じです。

国民の祝日 いつ
  海の日    7月第3月曜日

記念日 いつ
独立記念日    7月4日    
フランス革命記念日 7月14日 
マッターホルン北壁登頂の日 7月19日 

イベント・行事 いつ
七夕  7月7日 
土用の丑の日 7月下旬

それぞれを詳しく
見ていきましょう♪

海の日

海の日は、1996年から施行された
比較的新しい国民の祝日です。

制定当初は7月20日でしたが、
2003年の祝日法改正によって
7月の第3月曜日に変更されました。

ですので、毎年3連休になる人も
多いと思います。

海の恩恵に感謝するとともに、
海洋国日本の繁栄を願う
」ことを
趣旨としているそうです。

外国にはこのような祝日は無く、
海に囲まれた島国である
日本独特の祝日だと言えますね。

独立記念日

7月4日はアメリカの独立記念日です。

日本人には全く関係の無い日ですが、
アメリカの国民にとっては最大の祝祭日。

各地でパレードやバーベキュー、
花火大会などのイベントが開かれます。

アメリカがイギリスから独立した日だと
勘違いしている人がいますが、実は
独立を勝ち取る「決意」を宣言した日です。

1775年4月19日、アメリカ東部沿岸の
当時イギリス領だった13植民地が
イギリスを相手に独立戦争を始めます。

そして戦争の真っ只中、
1776年7月4日にペンシルベニア州の
フィラデルフィアでイギリスから
独立することを宣言。

この独立宣言採択を記念する日が
アメリカの独立記念日なのです。

実際に独立戦争が終結したのは1783年。

この年のパリ条約で、イギリスは独立を認め
アメリカ合衆国が誕生したのです。

フランス革命記念日

フランス共和国の成立を祝う日で、
日本では「パリ祭」と呼ばれます。

フランス革命の発端となった
バスティーユ牢獄襲撃」という事件が
1789年7月14日に起こったことに由来します。

フランス各地で花火大会など
たくさんのイベントを開催。

中でも首都パリの祭が最も盛大で、
午前中には軍事パレードが開催されます。

又、パリで唯一花火見物が出来るのもこの日。

エッフェル塔の周りに打ち上げられる花火は
日本の花火とは一味違うので
もし行くことがあれば必見です。

マッターホルン北壁登頂の日

アルプスの山で北壁の登頂が難しい

  • マッターホルン
  • アイガー
  • グランド・ジョラス


この山々の北壁を
アルプス三大北壁」と呼びます。

その一つのマッターホルン北壁
女性だけのパーティーで世界で初めて
登攀(とうはん)に成功した日が
1967年7月19日でした。

成功させたのはなんと日本人。

東京女子医大山岳部の今井通子さんと
若山美子さんでした。

ちなみに今井通子さんはその後、
1969年には『人食い岸壁』の異名をとる
アイガー北壁登攀にも成功。

更に1971年には、グランド・ジョラス北壁登攀も
成功させ、女性として世界で初めて
三大北壁全ての登攀に成功したのです。

そしてその山頂で、同じ山仲間の登山家
高橋和之さんと結婚式を挙げ話題となりました。

七夕

季節の節目で、伝統的な
年中行事を行う日を節句と言います。

この節句は年に5回あり、
五節句と呼ばれます。

  • 1月7日 人日(じんじつ)
  • 3月3日 上巳(じょうし)
  • 5月5日 端午(たんご)
  • 7月7日 七夕(しちせき)
  • 9月9日 重陽(ちょうよう)

この五節句の一つ七夕(しちせき)が
七夕(たなばた)なのです。

ではなぜ「しちせき」と言わず
たなばた」と言うのでしょう?

これには日本古来の行事が
関係しているという説があります。

その昔「棚機つ女(たなばたつめ)」と
呼ばれる乙女たちが、
水辺にある機屋(はたや)で
着物を織り神様に捧げる行事がありました。

この行事は「棚機(たなばた)」と言われ
厄災を祓い豊作を神様に祈願するものでした。

しかし、日本に仏教が伝わり、
時代の流れと共に「棚機」は
お盆に祖先を迎える準備として
7月7日の夜に行われるようになります。

このことから、当て字で「七夕」を
たなばた」と読むようになったそうです。

ちなみに、日本の七夕の行事は
中国から伝わった行事が変化して
現在のようになりました。

短冊に願い事を書いて
笹に飾る風習は日本独特の風習。

江戸時代から始まったもので
中国では見られないものです。

土用の丑の日

土用の丑の日と言うと
まず真っ先に思い浮かべるのは
うなぎ」ではないでしょうか?

でも「土用の丑の日」の意味を
知っている人は少ないと思います。

あなたは知ってますか?

まず「土用」ですが、これは
立夏・立秋・立冬・立春の前の
約18日間のことです。

ピンポイントでの「この日」
という意味ではなく期間なんですね。

それから「丑の日」ですが、
この丑は十二支の丑です。

日本では「年」に十二支をつけて
「丑年」のように言いますよね?

これと同じく、普段はあまり使いませんが
「日」にも十二支がついていて
「丑の日」は12日おきに来るのです。

つまり「土用の丑の日」というのは
立夏・立秋・立冬・立春の前の
約18日間に訪れる丑の日

ということになります。

ですので、何となく夏のイメージが
強い「土用の丑の日」ですが、
実は夏以外でもあるんですね。

ではなぜ夏の「土用の丑の日」に
「うなぎ」を食べるのでしょう?

これには諸説ありますが、
一番有名なのは「平賀源内説」ですね。

平賀源内というのは、江戸時代の
学者・発明家のことです。

実はうなぎは夏が旬の食べ物ではありません。

うなぎの旬は、冬を越すために
脂肪をたくわえる初冬の10~12月です。

脂がのって身もやわらかくなるんですね。

江戸時代には養殖うなぎなんて無いので、
当然天然うなぎしか食べられません。

夏の天然うなぎは旬よりも味が落ちるし、
味付けもこってりしているので
全く人気がありませんでした。

「夏はうなぎ屋には全然客が入らない・・・」

そこで、困ったうなぎ屋の主人が
平賀源内に相談しました。

すると彼は店主に
本日、土用の丑の日」と書いた
張り紙をするように助言します。

この助言通り、店主は早速
店に張り紙をしました。

すると、張り紙の意味が分からず
店の前で通行客が足を止め、
その人達に宣伝したところ店は大繁盛。

これを見た他のうなぎ屋がマネをして
土用の丑の日」に「うなぎ」を
食べる風習が定着したということです。

その当時はうなぎを夏バテ防止
食べていました。

実際に、うなぎにはビタミンA・B群が
豊富に含まれていて栄養価は高いです。

その為、夏バテや食欲減退防止の
効果はある程度期待出来ます。

ただ昔と違い、現在は栄養価の高い食品は
他にもたくさんあります。

ですので「土用の丑の日にうなぎを食べる」
というのは、現在では夏バテ防止と言うよりは
日本の風習だと言えますね。

まとめ

いかがでしたか?

7月は暑さも徐々に
本格的になってきますよね。

この暑さのため、熱中症になる人が
中旬頃から一気に増えていきます。

ですから暑い時は我慢せずに
エアコンを使って室温を
適正に保つようにしましょう。

そして、こまめに水分や塩分を
補給するようにして下さいね。

それから、夏風邪
流行りだすのも7月。

夏風邪のウィルスは、冬とは違って
高温多湿を好むからなんですね。

外出から帰ったら、うがい・手洗いをして
風邪を予防するようにしましょう。

せっかくの楽しい夏です。

体調管理をしっかりして
思い切り遊びまくりましょうね♪

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