日本では、長寿のお祝いをする年齢が
いくつかありますね。
最初のお祝いは還暦で、
その後も何回かあります。
外国でも長生きすることは
めでたいことであり、
お祝いする国は多いです。
そして日本のように、ある年齢以降
何回も祝うという国も少なくありません。
50歳、或いは60歳を超えてから
10年か12年毎に祝う国が多いですね。
そんな中で、日本の長寿を祝う年齢は
他国とは少し違います。
結構バラバラな年齢だと思いませんか?
ちょっと憶えにくいですよねぇ~。
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日本の長寿のお祝いの年齢は、
漢字から来ているものが多いです。
なので、外国のように
何年毎という訳ではないんですね。
そして、そのことを知っていれば
お祝いする年齢と名称は以外と簡単に
憶えることが出来ます。
自分の祖父母や両親のお祝いを
することもあるでしょうから
是非憶えておきたいところですね。
という訳で今回は、
長寿のお祝いについてまとめてみましたよぉ~。
是非参考にして下さいね♪
では、ちょい悪おっ3、2,1,キュ~!!
満年齢と数え年
長寿のお祝いの話をする前に
年齢の数え方について話しますね。
日本の年齢の数え方には
「満年齢」と「数え年」があります。
満年齢というのは、
生まれた時を0歳として数えます。
そして、誕生日を迎えると
1歳加えるという数え方です。
一方数え年というのは、
生まれた時を1歳として数えます。
そして、元日を迎えると
1歳増えるという数え方になります。
分かりやすく説明すると、
例えば6月1日に生まれたとしましょう。
満年齢ですと、生まれた翌年の年齢は
1月1日~5月31日までは0歳で
6月1日~12月31日までは1歳になります。
これが数え年になると、
生まれた翌年の1月1日には2歳になって、
その年はずっと2歳となります。
なので、少しややこしいんですが、
誕生日前の人は
満年齢+2=数え年
誕生日を迎えた人は
満年齢+1=数え年
というようになります。
そして、長寿のお祝いの年齢は
数え年の方でお祝いをします。
満年齢でお祝いする場合もあるようですが、
通常は数え年です。
簡単な数え方は、その年の誕生日に
なる(なった)年齢+1歳と憶えましょう。
では、お祝いの年齢と名称・由来を
それぞれ見ていきましょう♪
61歳
名称~還暦(かんれき)
由来~干支の十干(じっかん)と十二支の
組み合わせは60通りあります。
この60通りが一巡して、生まれた干支に
戻るため「暦が還る」ということで
還暦と言われます。
又、赤いちゃんちゃんこを着たり
帽子をかぶるのは「赤子に還る」
という意味があります。
お祝いの色~赤
66歳
名称~緑寿(ろくじゅ)
由来~長寿のお祝いをすることを
賀寿と言います。
昔から77歳、88歳、99歳は
この賀寿の年齢です。
ところが、66歳は賀寿の年齢では
ありませんでした。
そこで、2002年9月に日本百貨店協会が
提唱してお祝いするようになりました。
緑の読み方が「ろく」で、
66歳が緑緑寿となるのを略したものです。
お祝いの色~緑
70歳
名称~古希・古稀(こき)
由来~唐(中国)の詩人に
杜甫という人がいました。
その人の曲江(きょっこう)という詩に
このような一文があります。
「人生七十古来稀なり」
これは「70年生きるということは
古くから稀である」という意味。
この一文に由来して、
70歳を古稀と言って
祝うようになりました。
お祝いの色~紫
77歳
名称~喜寿(きじゅ)
由来~喜寿は「喜の字の祝い」と言います。
喜を草書体で書くと
「十七」の上に「七」があるような
文字で「七十七」に見えます。
そこで77歳を喜寿と言って
祝うようになりました。
お祝いの色~紫
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80歳
名称~傘寿(さんじゅ)
由来~傘を略字で書くと、
縦書きの「八十」に見えるので
80歳を祝うようになりました。
お祝いの色~紫
81歳
名称~半寿(はんじゅ)
由来~半の字をバラバラにすると
「八十一」になることから
81歳を祝うようになりました。
お祝いの色~金
88歳
名称~米寿(べいじゅ)
由来~米の字をバラバラにすると
「八十八」になることから
81歳を祝うようになりました。
日本は米文化の国ですので、
末広がりの八が2重になっていて
めでたいとされています。
お祝いの色~金、金茶
90歳
名称~卒寿(そつじゅ)
由来~卒を略字で書くと、
縦書きの「九十」に見えるので
90歳を祝うようになりました。
お祝いの色~紫
99歳
名称~白寿(はくじゅ)
由来~99は100から1を引いた数です。
漢字の百から一を取ると
漢字の白になります。
そこで99歳を白寿と言って
お祝いするようになりました。
お祝いの色~白
100歳
名称~百寿(ひゃくじゅ)
由来~「ももじゅ」とも読みます。
又、一世紀生きたということで
「紀寿」とも言います。
100歳ですから、長生きということで
お祝いします。
お祝いの色~特に無し
百を「もも」とも読むので、
ピンクを使うこともあります。
お祝いの贈りもの
初めての長寿のお祝いは
還暦の時です。
昔ながらのお祝いの仕方ですと、
赤いちゃんちゃんこと帽子、
座布団を用意して祝います。
でも、最近の60歳くらいの方って
見た目が若いので嫌がる人も多いそうですね。
しかも、お祝いの日だけ
身につけて終わり。
それなら別に用意しない方がイイ、
という風に思う方もいます。
そういう方には、代わりに
ちゃんちゃんこを着たぬいぐるみを
プレゼントするとイイかもしれません。
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自分がちゃんちゃんこを着るのがイヤでも、
カワイイぬいぐるみなら
きっと喜んでもらえると思います。
私の友人の中には、ぬいぐるみに
手作りのちゃんちゃんこを着せて
おじいちゃんに贈った人もいます。
スゴく喜んでくれた!と言ってましたね。
他にも、プリザーブドフラワーなんかも
人気のあるプレゼントです。
母親やおばあちゃんに贈るのであれば、
絶対に喜ぶこと間違いなしですよ♪
まとめ
日本は世界有数の長寿国です。
2014年には、男性の平均寿命が80.50歳で
女性が86.83歳になりました。
男女共に平均が80歳を超えてるなんて
スゴイですよねぇ~。
日本の65歳以上の高齢者の方の
割合は全人口の約25%。
つまり、4人に1人は
65歳以上なんですね。
この割合はドンドン増えていって、
2035年には33.4%になる見込みらしいです。
そうすると、必然的に長寿のお祝いも
増えていくんでしょうねぇ~。
今の自分が存在しているのは
祖父母や両親のおかげです。
ですから、感謝の気持ちを込めて
長寿のお祝いをしましょうね。
あなたの気持ちが伝われば、
「長生きして良かったなぁ~。」
ときっと喜んでくれますよ。
是非楽しいお祝いの日を
過ごして下さいね♪
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