正月飾りはいつまで飾るの?期間はあるの?処分はどうするの?

毎年正月になると飾る「正月飾り

代表的なものに「門松
しめ縄」「鏡餅」がありますね。

これらには、何れも飾る意味があります。

そして、飾っておく期間もあって
それぞれ違います。

でも、多くの家庭では何となく飾って、
何となく片付けているのではないでしょうか?

縁起物だということで、正月が終わっても
いつまでも飾っている家庭もあるようですね。

「今まで何の問題も無かったし。」
なんて人もいるかもしれません。

ただ、本来はそれではいけないんですよねぇ~。

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せっかくの縁起物なのに、
縁起の悪いことをしては本末転倒

気にしない人もいますが、日本人として
知っておいた方がイイと思いませんか?

飾っておく期間ですが、
実は関東と関西では違います

又、飾り始めるには適さない日もあります。

そして、飾り終わったら処分しますが、
これにも方法があります。

どうせ飾るのであれば、そういったことを
キチンと知った上で飾りたいところですね。

そこで今回は、正月飾りの期間と
処分の方法についてまとめてみましたよぉ~。

是非参考にして下さいね♪

では、ちょい悪おっ3、2,1,キュ~!!

正月飾りとは

日本の正月には、毎年「歳神様」が
各家庭に来ると信じられてきました。

この歳神様には諸説あって、
稲の実りをもたらす「穀物神」であるとか
家庭を守る先祖の霊「祖霊」とも言われてます。

これは地方によって違いがあるようですね。

そして、正月飾りはその歳神様を
お迎えする為に必要なものになります。

最初にも言いましたが、代表的な正月飾りの
「門松」「しめ縄」「鏡餅」には
意味と飾る期間があります。

日本独特の風習ですから、
日本人ならちゃんと知っておきたいですね。

では、それぞれを詳しく見ていきましょう♪

門松

門松には、「我が家は歳神様を
お迎えする準備が整ってます。

という意味があります。
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なので、歳神様が家庭に訪れる際の
目印になるんですね。

そこで、歳神様が分かりやすいように
家の前に置く訳です。

この門松を飾っておく期間を
松の内」と言いますが、
これは関東と関西では違います。

関東では通常1月7日まで、
関西では1月15日までとされてます。

なぜ関東と関西で違うのか不思議ですが、
元々は関東も15日までだったそうです。

ところが、江戸時代に幕府が1月7日を
飾り納めにしたことがきっかけで
関東ではその風習が定着したと言われてますね。

ただ、関東や関西の中でも
地域によっては多少の違いがあるようです。

そして、飾り終わった後ですが、
近くの神社の「どんど焼き」に持って行きます。

「どんど焼き」とは、1月15日に
正月飾りを一斉に焼く行事です。

地域によっては、神社ではなくても
どんど焼きは行われているようですね。

ただ、近くに神社が無く
地域でどんど焼きをしていない場合は
個人で処分することも可能です。

自宅の庭で焼く際は、地面を
清めてから焼きましょう。

もしそれも困難な場合、
普通ごみとして処分することも可能です。

その際は、出来るだけ細かくしてからで清めて
新聞紙等でくるんで処分するようにします。

又、他のゴミとは別にして
門松だけを袋に入れましょう。

くれぐれも乱雑な捨て方だけは
しないようにしましょうね♪

しめ縄

しめ縄は、神様の領域と我々人間の領域を
隔てる結界となっているそうです。
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又、しめ縄を張った場所には
不浄なものが入れません。

神社にしめ縄が張り巡らされているのは
その為なんですね。

つまり、しめ縄が張ってあるということは、
歳神様をお迎えする神聖な場所だということを
示していることになります。

このしめ縄に縁起物などの飾りを付けたものが、
私達が通常飾っている「しめ飾り」になります。

玄関にしめ飾りを飾るのは、不浄なものや
災いが外から入って来るのを防ぐためなんですね。

しめ飾りを飾る期間と処分の方法は
門松と同じで大丈夫です。

松の内が終わったら外して
きちんと処分しましょう♪

鏡餅

鏡には神様が宿ると信じられていて、
古くから祭具として使われています。
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現在の鏡は四角いものが多いですが、
昔は青銅製で丸い形でした。

この鏡の形に似ていることから
鏡餅というようになったそうです。

鏡餅は歳神様へのお供え物で、
家庭に来た際の居場所でもあります。

ですので、とても神聖なもので
お供えした後に食べると幸福や
たくさんの恩恵があると考えられてました。

通常は1月11日に鏡開きをして
お雑煮やおしるこにして食べます。

歳神様へのお供えなので、
松の内に食べてはいけません

又、15日までが松の内の地域では
15日に鏡開きをする場合もあります。

そして鏡開きの際は、包丁などの
刃物を使うと切腹を連想させるので
良くないとされています。

ですので、木槌などで割って小さくして
食べるようにしなければいけません。

歳神様からの恩恵を感謝しながら
鏡餅は頂きましょうね♪

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正月飾りを飾り始める日は?

歳神様は日の出と同時に現れると言われてます。

ですので、正月飾りは新年を
迎える前に飾らなければいけません。

では、年末であればいつでもイイのか?
と言うとそうでもないんですね。

まず、良くない日とされているのが
12月29日31日です。

29日は、「」が「」に通じますので
縁起が良くないということで
正月飾りを飾るには適していません。

又、31日に飾ることは「一夜飾り」と言って
こちらも縁起が良くないとされています。

では、その間の30日が良さそうですが、
この日は旧暦で「晦日(みそか)」と言って
月の最後の日を意味するそうです。

なので31日と同じような扱いで
縁起が良くないと言われてます。

という事で、12月28日までには
正月飾りは飾らなければいけないんですね。

では、いつから28日までの間に
飾るのがイイのでしょう?

正月を迎える準備を始めることを
正月事始め」と言います。

この正月事始めは12月13日です。

ですから、かつては13日から28日の間に
正月飾りを飾っていました。

しかし今は昔と違って、日本でも
クリスマスが一般的な行事になっています。

正月飾りとクリスマスツリーが一緒に
飾ってあると変ですよね?

という訳で、現在はクリスマスが終わった
26日から28日に正月飾りを飾るというのが
一般的になっています。

中でも28日は、「」が「」で
末広がりで縁起が良いとされてます。

なので、もし縁起を担ぐのであれば、
12月28日に正月飾りを飾るのがイイようですね♪

まとめ

正月飾りをいつからいつまで
飾ればイイのか悩む人は多いです。

私自身も、以前はどうしてイイのか
困ったという経験があります。

神様を信じるかどうかは別にして、
やはり縁起物ですからね。

飾るのであればちゃんと飾りましょう。

「門松」「しめ縄」「鏡餅」は
最低限用意しておきたいところです。

「門松は大きくて飾れない」という人もいますが、
今はコンパクトなものもありますよ。

玄関前に門松があると、
良い新年を迎えられる感じがします(笑)

大きいと飾り終わった後が大変ですが、
小さいものだと処分にも困りません。

私も毎年小さいサイズのものを
飾っていますよ♪

正月飾りは、最近は全く飾らない家庭も
増えてきているようですね。

後片付けが面倒だとか、
飾る場所が無いという理由らしいです。

確かに家庭によっていろいろ事情は
あるでしょうけど、一年に一回
歳神様をお迎えする為のものです。

そして、家族の安全や健康、
幸せを願って飾るもの
です。

そう考えると、やはりキチンと
飾った方がイイと思います。

何も高いものを用意する必要はありません。

歳神様への感謝の気持ちがあれば
値段や大小は関係ないです。

心機一転、良い新年を迎える為に
心を込めて正月飾りを飾りましょうね♪

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