なぜクリスマスにチキンを食べるの?ホントは七面鳥じゃないの?

「クリスマスと言えばチキン!」
そんな日本人は非常に多いです。

クリスマスケーキと並んで、
クリスマスに食べるもので
チキンは断トツの人気ですね。

スーパーに行けば、お惣菜コーナーに
ローストチキンやフライドチキンが並びます。

私も子供の頃からクリスマスには
フライドチキンは必ず食べていましたね(笑)

でもアメリカでは、クリスマスに食べるのは
チキンではなく七面鳥です。

なぜ日本とアメリカでは違うのでしょう?

      スポンサーリンク

実はこれにはいくつかの理由があって、
日本では七面鳥を食べることが
習慣にならなかったんです。

一体どういう理由なんでしょうね?
気になりませんか?

そこで今回は、なぜ日本のクリスマスでは
チキンを食べるのかについてまとめてみましたよぉ~。

是非参考にして下さいね♪

では、ちょい悪おっ3、2,1,キュ~!!

なぜ七面鳥ではなくチキンなのか?

私はイギリスとニュージーランドで
クリスマスを過ごしたことがあります。

イギリスの友人宅では
ホームパーティーに招かれました。

ニュージーランドでは、宿泊先でのパーティーや
知人宅でのパーティーに参加。

その際に出てきた料理には
やはり七面鳥が使われていましたね。

アメリカでクリスマスを過ごしたことは
ありませんが、同じようにチキンではなく
七面鳥の料理が出てくるそうです。

では、なぜ日本では七面鳥料理ではなく
チキンを食べるようになったのでしょう?

大きな理由として、
以下の3つが挙げられます。

  1. 入手が困難
  2. オーブンが普及していなかった
  3. 大手チェーン店の戦略

ん~、興味深いですねぇ~。

では、それぞれを詳しく見ていきましょう♪

入手が困難

日本では、七面鳥を食べるという
習慣がありません。

そもそも市場に出回ってませんし、
手に入れること自体が困難です。

175763
現在はインターネットで購入できますが、
それはここ最近になってからのことです。

昔は七面鳥なんて、買いたくても
買うことが出来なかったんですね。

レストランやホテルに行けば食べれましたが、
一般家庭では入手自体が困難。

簡単に入手出来る現在でも、
チキンに比べると結構高いですしね。

なので、クリスマスに七面鳥というのは
定着しなかったのです。

オーブンが普及していなかった

七面鳥というのは、ニワトリに比べると
かなり大きいです。

今でこそ、大きなオーブンは
システムキッチンには常備されています。

でも、クリスマスが普及し始めた当時は
一般家庭に大きなオーブンなんて無い時代。

又、仮にあったとしても、七面鳥が入るほど
大きなオーブンではありません。

「クリスマスと言えば七面鳥の丸焼き!」

そんなことを言っても料理出来ないのであれば
普及する訳がありません。

これが、七面鳥が定着しなかった
もう一つの理由です。

      スポンサーリンク

大手チェーン店の戦略

「七面鳥が定着しなかった理由は分かった。
でも、なんでチキンなんだ?

そうですね。
そこが不思議ですよね?

クリスマスは1920年代から徐々に普及して、
1940年代後半くらいから日本の年中行事として
一般的に定着していきました。

そしてクリスマスが普及し始めの頃、
七面鳥を食べる習慣も日本に入ってきます。

しかしながら、先ほども言ったように
入手が困難でした。

そこで、代わりに安くて手に入りやすい
チキンをローストして食べていたそうです。

今でも骨付き鶏もものローストって
クリスマスには売ってますよね?

ただ、これが広まって
クリスマス=チキン
なった訳ではないんです。

では、なぜチキンを食べることが
日本に広まったのでしょうか?

話は1970年代のクリスマスにさかのぼります。

日本に住むある外国人が、
クリスマスを祝おうと思いましたが
日本では七面鳥が手に入りません。

そこで「何か代わりになるものを!
ということで、有名なフライドチキンの
チェーン店を訪れたそうです。

これにヒントを得た店長が、その店で
クリスマスにはフライドチキンを!
というキャンペーンを展開しました。
102793
それが見事にヒットしたんですね。

このチェーン店は全国に展開していますので、
その後も毎年キャンペーンをしたところ
クリスマス=チキンが日本中に定着したのです。

バレンタインデー=チョコレート
とかなり似ていますね(笑)

今ではスーパーやコンビニでも
クリスマスにはチキンが店頭に並びます。

でも、クリスマスにチキンを食べる風習は
この大手フライドチキン店の経営戦略
始まりだったんですね♪

まとめ

日本人の中には、クリスマス=チキンというのは
アメリカから伝わった文化だと
思っている人も少なくないです。

でも実際にはそうじゃないんですねぇ~。

確かに七面鳥は日本では
手に入りにくいですから
定着しなかったのもうなずけます。

恐らく食べたことのある日本人は
少ないのではないでしょうか?

実は鶏肉よりもヘルシーで、
脂肪分が少ないのが特徴です。

私はローストしたものを食べたことがありますが、
結構美味しいですよ♪

もし本格的なクリスマスディナーを
家で作ろうと思ったら、七面鳥を
ローストしてみはどうでしょう?

七面鳥のローストが食卓にあると、
それだけでかなり豪華な気分になります。

年に一回のイベントですから、
ハリキってみてもイイかもしれません。

写真を撮って友達に見せれば、
みんな羨ましがること間違いなしですよ!(笑)

まぁでも、一般的には「そこまでしたくない。」
というのが本音でしょうね。

それに、クリスマスにはチキンを食べるという風習が
日本にはすでに定着していますからね。

イギリスでは七面鳥の他に
ローストビーフも食べます。

北欧では魚料理を食べますし、
フランスではうさぎを食べる地方もあります。

つまり、その国によってクリスマスに
食べるものは違うんです。

ちなみに、クリスマスにチキンを食べるのは
日本だけの風習です。

でも、これは間違いでも
何でもありません。

又、七面鳥を食べるということが
正解という訳でもありません。

日本には日本のクリスマスがあるんです。

チキンだろうと七面鳥だろうと、
クリスマスディナーを楽しめばイイんです

さぁ、今年はチキンにしますか?
それとも七面鳥に挑戦してみますか?

いずれにしても、楽しいクリスマスを
過ごして下さいねぇ~♪

      スポンサーリンク

コメントを残す